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津波4mで孤立する(?)稚内




「アーバンプレッパー」2012年6月17日「何メートルの津波で自宅は水没するのか」で紹介されていた「Flood Map」。稚内近辺について、試してみた。
津波の高さを1mから60mまで14段階で設定でき、それぞれの場合の浸水範囲を表示してくれる。

今年、市内全世帯に配布された「稚内市防災ガイドマップ」というのがある。「掲載している津波浸水予測範囲は、平成23年東日本大震災以前の情報です」という但し書きがあるけれども、その予測を基にしてみることにしよう。

ノシャップ岬から日本海側沿岸は5.9mから6.1mとのことで、幌延あたりまでオロロンラインは津波に洗われる。このへんは、、「ガイドマップ」と「Flood Map」の予測は一致するみたいだ。
声問川河口あたりで3.5mとの予測で、「ガイドマップ」ではこの高さだと国道238号線より海岸寄りまでしか浸水しないことになっている。しかし「Flood Map」によると、高さ1mですでに海水は声問川をさかのぼって大沼まで達する。
4mに設定したのが上図。大沼からさらに国道40号の一部までが浸水範囲とされている。JRもギリギリだめかも知れない。空港自体は大丈夫みたいだけれども、そこにたどりつけるかどうか。、

試しにシミュレーションしてみた結果を載せたのは、もし「Flood Map」が正しいとすると、そして浸水した道路等が通行できなくなったとすると、稚内が孤立してしまうという図が現れたから。
“直接に被害を受けるのはどこか”はもちろん大事だけれども、“物流”をどう確保するかも災害対策としては重要だろうなと感じた。


で、再稼働しそうな大飯原発。
何かあったとき、外部からの唯一のアクセスである一本のトンネルが通行できなくなると、そこの人はどこにも逃げられない。
そしてに何かあったとき、外部から救援することも非常に難しい。

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【転載】地層処分、学術会議もお手上げ

「れんげ通信ブログ版」2012年6月18日「核のごみ地層処分困難 日本学術会議もお手上げ 」(http://rengetushin.at.webry.info/201206/article_13.html)より。

Web版のも掲載してありましたので転載しますが、「反戦な家づくり」2012年6月20日(http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1180.html)によると、「ネット版は出た直後に削除されている」のだそうです。「「学術会議」や「核廃棄物」「地層処分」などで何回もニュース検索してみたが、東京新聞の内容削除済みのタイトルしか出てこない」とも。

これも黙殺されるのでしょうか。

7月28日に開かれる「ほろのべ 核のゴミを考える全国交流会」のシンポジウムのパネラーを依頼されているので、話の材料として使おうと思います。

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 核のごみ 地層処分ムリ 日本学術会議でも解決見えず
2012年6月18日 07時04分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012061890070441.html
 原発から出る核廃棄物の処分場はいまだに受け入れ先が白紙だ。原子力委員会の依頼で、日本学術会議(会長・大西隆東大大学院教授)が解決の糸口を探るた め二年前に議論を開始。だが今月上旬に出した結論は、地下深くに埋める現行の処分方針では安全性の確保も受け入れ先を見つけるのも難しく、方針転換が必要 との内容で、一から考え直すことを提起した。近く報告書をまとめるが、将来に負の遺産をつけ回す原発の最大の問題点があらためて浮かんだ。 (榊原智康)

 毎時一五〇〇シーベルト(一五〇万ミリシーベルト)と人がわずか二十秒で死に至る放射線を放つ高レベル放射性廃棄物は、処分がやっかいだ。国は二〇〇〇 年に関連法を制定し、廃棄物をガラスで固め、地下三百メートル以上の地層に埋める「地層処分」方式を採用した。しかし、処分場の受け入れ先はまったくめど が立っていない。

 何とか打開策を見いだそうとした原子力委は一〇年、学術会議に知恵を出してもらうよう頼んだ。

 「研究者の国会」とも呼ばれる日本学術会議は、人文、社会、自然科学などの研究団体から選ばれた会員でつくる。今回の「核のごみ」問題では、原子力工学や地質学、歴史、社会、経済などさまざまな分野の研究者で検討委を組織し、議論を続けてきた。

 核のごみの放射線レベルが十分に下がるまでには約十万年という想像もできないような時間がかかる。

 日本はもともと地震や火山活動が活発なことに加え、議論を始めた後、東日本大震災が発生し地殻変動も活発化している。

 検討委は、そんな現実の中で、十万年間安全だと説明しても住民の理解は得られないとみて、地層処分からの方針転換を議論。五十〜数百年にわたって暫定的に貯蔵し、その間に抜本的な解決策を探る、と先送りの案も浮上した。

 「将来世代にごみを送り続けるのは現代人のエゴだ」「未来の人類の知恵にすがらなければ、最終的な決定ができないとわれわれの限界を認めなければならない」

 今月七日の検討委でもさまざまな意見が出た。結局、一致したのは、地層処分では住民理解は進まず、行き詰まりは解消されない−ということだった。

 検討委は八月下旬にも報告書をまとめ、原子力委に提出する予定。検討委員長の今田高俊東京工業大教授(社会システム論)は「脱原発を進めても核のごみ問題の議論は避けられない。われわれの検討結果が、国民的な議論を呼び起こすことを期待している」と話している。

(東京新聞)
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再稼働反対

 昨夜は遅くまで、首相官邸前の4万5千人デモのUstream中継(再配信)を見ていた(現在見られるのはこちらなど)。

大学入学して最初の年だったか、「10・21国際反戦デー」の集会・デモに参加したのが初体験。主催者発表10万人というのは水増しだったのかもしれないけれど、その人並みには圧倒された。
集会からデモに移るときは、学生は最後にまわされていたため2時間くらい待たされたんじゃなかったかな。

でも、あれは組織動員だった。
昨日のは、ほとんどがツイッターなどによる呼びかけに呼応した人たちによるものだという。
すごいぞ。

問題は、マスメディア。
先週の1万1千人デモはほとんど黙殺。あの東京新聞でさえ、記事にしなかったという。
日本テレビはニュースに流したが、まだ参加者が少ない段階の映像を使って、参加者「400人」と報じたそうだ。おかげで「1万1千人はデマだ」という逆宣伝の根拠になった。

昨日、報道ステーションは報じた
寺島実郎がコメンテーターだった。かつては、彼のことを“良質な保守”だと思っていたが、判断を誤っていた。3.11以来の彼の原発に関する発言を聞くとがっかりだ。「日本の優秀な原発技術で世界に貢献を」というのが彼の主張だが、本音は核武装推進なのかもしれない。

朝日、読売、毎日、日経は無視。道新のトップは「計画停電」。
夕刊に載るのかな、と少しは期待したい。

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稚内産ナマコの輸出がゼロになったわけ

 6月1日の日刊宗谷に次のような記事があった。

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ナマコ輸出皆無/4月外国貿易実績/香港向け止まる
 稚内税関支署では30日、4月の外国貿易概況を発表した。輸出は2か月ぶりに前年同月比減少、輸入は2か月ぶりに増加。輸出の貿易額が300万円で前年のわずか1.1%、[…]。昨年同月に塩蔵ナマコを香港に輸出(2億600万円)しており、今回はこれが皆無だったため、比較すると大きく減少した。
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2億がゼロに!

何が起きたのだろうか。

下図が、2011年5月ころの世界各国による、日本産食品に対する輸入規制措置(「カレイドスコープ」2011年7月21日より)。



農水省がまとめた「諸外国・地域の規制措置」(平成24年6月22日現在)によると、たいていは産地や品目を限定しているものの「輸入停止」措置を継続しているのは韓国、シンガポール、香港、フィリピン、台湾、中国、アメリカ、ロシア、プルネイ、ニューカレドニア、クウェート、サウジアラビア、レバノン、マカオ、ギニアの15。

問題の稚内産ナマコの輸出先、香港はこう。
福島、群馬、栃木、茨城、千葉産の野菜・果実、牛乳、乳飲料、粉ミルクは輸入停止、食肉(卵を含む)、水産物については政府作成の放射性物質の検査証明書提出。上記5県の加工食品および5県以外の全ての食品は香港にてサンプル検査

すると、稚内産ナマコはサンプル検査で通ればいいだけのはず。
こんな記事を発見(「北国新聞」2012年1月23日)。七尾市は石川県。

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ナマコ輸出大幅減 七尾湾特産
 七尾湾特産のナマコを干した「きんこ」の中国への出荷量が、例年なら需要のピークである中国の旧正月「春節」前になっても前年を大きく下回り続けている。「春節」が近づけば、東日本大震災以降の低調な取引を回復できるという当てが外れた上、原因も特定できず、七尾市内の加工業者は頭を抱えている。

 能登なまこ加工協同組合(七尾市)によると、七尾のきんこは、近年は生産量の7〜9割が中国に輸出されていた。国の貿易統計でも2010(平成22)年の輸出量は中国向けが前年比6.8倍の2.8トンに急伸、昨年も東日本大震災までは順調だったが、震災で取引が止まった。

 中国政府は昨年6月、安全証明書の添付を条件に輸入再開を認めたものの、七尾市内の大手なまこ加工業者では、中国商社からの注文が「春節需要」が始まるはずの昨年12月から年が明けてもゼロ。インターネットでの個人輸入量も、例年の春節需要期の6割減で推移している。

 別の加工業者でも、今冬の中国商社向け出荷量は前年の7割に減った。商社の購入価格も、前年同期比4割減の1キロ4〜3万円台と10年前の水準となり、同市内の漁師との取引価格も下落した。

 七尾市内の業者は「原発事故の風評被害ではないか」と推測。水産庁は「何かの原因で香港の相場が下がり、それが中国市場の相場下落と販売量低下を招いた」(水産物貿易対策室)と分析した。同組合の杉原省理事長は「中国頼みではなく、栄養面や美容効果をアピールしてナマコの国内需要を伸ばす手を考える」と話した。
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つまり、需要がなくなってしまったということなのだろう。
放射能汚染されているかも知れないという理由で。

徐々に回復していくだろうけれど、これで震災がれきを受け入れたりしたらまたどうなることか。

あ、そういえばなぜ、日刊宗谷は「ナマコ輸出皆無」の理由について触れないのだろうか。
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『内部被ばくを生き抜く』稚内上映会



<上映会日程>
  7月12日(木)午後6時30分〜 (開場6時)
  7月14日(土)午後2時30分〜  (開場2時)
ともに、稚内北星学園大学 新館4階大教室にて

入場料500円(前売り・当日とも/中学生以下無料)

主催:「内部被ばくを生き抜く」稚内上映実行委員会
 稚内 憲法を学ぶ会、高レベル放射性廃棄物施設誘致反対 稚内市民の会、核廃棄物施設誘致に反対する道北連絡協議会、新日本婦人の会 稚内支部、全日本年金者組合 稚内支部、日本科学者会議 稚内北星学園大学班

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公式サイトはこちら

昨年実施した『100,000年後の安全』稚内上映会と同じ構成団体で主催します。

DVDを購入して、上映会をやったら入場者実数×500円を後払いすればいいという仕組みなので、「○○人集めないと赤字だ」というような心配がなく開催しやすくなっています。

先日実行委員会内部で試写会をやりましたが、わかりやすくできています。
お近くの方はご都合がつきましたらどうぞお越しください。

前回は上映中にチャイムが鳴るというご迷惑をおかけしましたが、今回は授業時間90分の枠の中に収まるように上映時間を設定しましたので、大丈夫です。


『放射性は器物−終わらない悪夢』の予告編を観て、これも上映会にいいんじゃないかと思いました。
で、DVDの発売元の竹書房に問い合わせたら、「フランスの権利元よりDVDの販売の権利だけを許諾されておりまして、弊社には上映をする、もしくは第三者に上映を許諾するという権利を持っておりません」「フランスの権利元であるTVARTE社のご連絡先をお伝えするなどのご協力くらいは出来るかと思います」とのこと。
言葉の問題があるのと、手続きが面倒そうなので尻込みしてます。

とりあえず実行委員会でDVDは購入することにしました。家庭での視聴のための貸し出しも検討しようかという話になっています。
『100,000年後の安全』も手に入れますので、見逃した方にお貸しできるかもしれません。
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【記録】稚内に震災がれき? その後 (5月分)

 ■北海道新聞、2012年5月2日
がれき受け入れ問題で稚内市長/市民の過半数理解が条件/セシウム濃度は道基準に
 【稚内】東日本大震災で発生したがれきの処理問題で、受け入れに前向きな姿勢の工藤広市長が北海道新聞のインタビューに答えた。放射性物質による汚染への懸念から自治体の対応は分かれているが、工藤市長は受け入れに必要な条件として「市民の過半数の理解」のほか、放射性セシウム濃度について国より厳しい道の基準の「1キロ当たり100ベクレル以下」を挙げた。一方、「どこのどんながれきを受け入れるべきなのか、何も情報がない」とも口にした。(佐藤木郎)
 インタビューは4月26日に市役所で行い、一問一答は次の通り。
 ‐‐稚内で震災がれきを受け入れてもいいと思ったきっかけは。
 「がれきの問題がひっきりなしにテレビや新聞で流れて、われわれも真剣に(受け入れを)考えたいと常々思っていた。稚内は沖合底引き網漁業の興隆期に多くの東北の漁師が出稼ぎに来た土地で、被災地と関係が深い。震災以降もいろいろな支援に関わってきた」
 ‐‐稚内に運ぶには距離があるが。
 「被災地に近い所で処理した方が経費も安いが、近くの自治体が『いいよ』と言っていないのが現状だ」
 ‐‐受け入れの表明が3月8日の議会答弁になったのはなぜか。
 「別に表明したつもりはなく、『前向きか後ろ向きかと聞かれたら、前向きですよ』と私の考え方を言った」
 ‐‐がれきの放射性セシウム濃度について、国は240〜480ベクレル以下を安全基準に、道は100ベクレル以下を基準とした。稚内で受け入れる場合の基準は。
 「『放射能はゼロじゃなきゃ安心できない』という意見もあるが、安全の基準はあっても『安心』の基準はあり得ない。安全の観点では国が科学的知見に基づいて出した数字であり、さらに厳しい道の基準を認めたい」
 ‐‐市長は「受け入れに市民の理解が絶対条件」と言うが、判断方法はどうするのか。
 「民主主義だから、6対4とか、5.5対4.5とか、過半数の人が理解したという判断が必要。市議会だけで物事を終わらせようとは思っていないし、先行する他都市を参考にしたい。(市民の)何十人か何百人かのサンプリング(による判断)をすることになるだろう。住民投票という形は考えていない」
 ‐‐仮に受け入れたら水産や酪農、観光など稚内の主産業への風評被害も懸念される。
 「『風評被害になったらどうする』という意見そのものが風評被害だと思う。騒ぐ人は必ず出るだろうが、地道に安全ですと言い続けるしかない。水産や酪農関係者の反対意見は私のところに来ていない」
 ‐‐電話やメールで反対意見は根強いが。
 「がれきで困っている被災地は、福島の一部を除き今も人が住んでいる。宮城や岩手の人は、人の住めない所に住んでいるのか。『持ってくるな』という意見は被災地を追い詰めていないだろうか
 ‐‐広域処理の速度は上がっていない。
 「われわれも市民や議会に説明したいが、具体的な情報がない。被災地の視察も考えているが、『何県のこういうがれきを』という話がないと、行っても意味がない。(情報がもらえるよう)訴えるところには訴えたい」


■日刊宗谷、2012年5月10日
がれき処理/情報提供を要請/工藤市長 道幹部と意見交換
 工藤広市長は8日、多田健一郎北海道副知事を訪問し、震災がれきの広域処理に関することで意見を交わした。工藤市長は多田副知事に対し「他の自治体の中でも、受け入れてあげたい気持ちがあるところがあるかもしれない。道がしっかり音頭をとって対応してほしい」などと要請した。
 工藤市長によると、現場(被災地)はまだ想像以上に混乱しているよう。県によって対応がさまざまで、岩手には民間レベルの視察ラッシュが続いているが、具体的ながれき処理は進んでいない。これらについて、国などから道にも確かな情報が届いていないようで、道としても現在、情報を積み上げている段階という。このため、確かな情報が入り次第、稚内市にも提供してほしいなどと要請した。
 がれき受け入れ問題が表面に出て以降、市民の間では賛否両論が渦巻いている。ただ、工藤市長は「放射能に汚染されたものを持ってくるとは言っていない。市民の安心安全が最優先。市民の合意がなければ受け入れない」などと事あるごとに説明している。市の担当者も現在は情報収集をしている段階と再三強調している。(佐々木巧)


■稚内プレス、2012年5月14日
受け入れ反対に賛同/1級建築士 小池俊明
 4月24日付けの「受入れ表明納得できず」前市議会議員佐々木政美氏の寄稿を拝読させていただきました。
 そのなかで「市長の被災地を支援したという気持ちは理解できるのですが、物事には順序があり市民生活の安定を図ることが最優先されなければならない」と書かれておりました。
 あとで私の意見を述べさせていただきますが、がれき受入れ反対の意見に関しては私も賛同します。しかし物事には順序があり産廃施設問題は二番目に持っていっていいのではないでしょうか。
 平成24年「広報わっかない」5月号のなかの3月定例会、代表・一般質問を読みましたが川崎市議が、がれき受入れに賛成の立場で意見を述べておられました。
 そのなかで「当市として出来ることを行動で示すことが日本人としての心であると思う」と書かれておりました。稚内の基幹産業、そして稚内市民の心のなかを無視してまで日本人としての心を持たなければならないのでしょうか。疑問に思います。
 私は環境汚染を含めがれき受入れには反対します。稚内の基幹産業といえば水産業、酪農業、そして観光業であります。「このがれきは放射能汚染はされておりませんから大丈夫です。放射能は基準以下の数値が出ておりますから」。そのような言葉で受け入れてよいものでしょうか。
 私はがれきの出先が問題であり、風評被害が心配です。ダンプ1台でも市内に入った場合、稚内の売り物である青い海、緑の山、そして海産物、牛乳、牛肉、野菜等に影響を及ぼすことは間違いないでしょう。
 北海道の約百数カ所の市町村ががれき受入れに反対しております。賛成なのは僅か16市町村だけだそうです。そして、そのがれきの80%は震災のあった地元で処理し残り20%を受け入れ処理してください‐とのことのようです。
 どうぞ市長さんもう一度考え直してください。
 稚内市をになう二番手にいる市議の方々にも申し上げたい。市長が誤った道を辿るなら、どうぞ修正してやってください。
 稚内市民の皆様、そして市の基幹産業に従事している皆様、時間がありません。もう少し危機感を持ってください。未来の子ども達に汚点を残すようなことだけはやめてください。お願い致します。


■北海道新聞、2012年5月23日
西胆振の視察「関心ある」/稚内市長 がれき受け入れで
 【稚内】工藤広市長は22日の記者懇談会で、東日本大震災で発生したがれきの受け入れ問題について、西胆振の自治体が岩手県を視察したことに触れ「まさに次のステップだと思う。どんな結論が出てくるのか関心を持っている」と述べた。
 国ががれえきの種類に応じて焼却処理や木材利用、不燃物処理と受け入れ先を選定する考えを示したことには「全体がいよいよ土台にのってきた」とした。その上で工藤市長は、がれき受け入れに反対を表明している声に対しては「方向性がはっきりした時に説明したい」と語った。(田口谷優子)


■日刊宗谷、2012年5月26日
市長と若者、熱っぽく語り合う/街の未来に向け/情熱ふれあいトーク おでかけミーティング 対話に手応え
 [前略]震災がれきの受け入れ問題では、女子高校生が復興の手助けのためにはすごく良いこととしたうえで「稚内は故郷なので大人になっても住み続けたい。だけど(放射線による)害があったら、このマチで子どもを産んで育てるには考えるところがある」などと切実な思いを語った。また「がれきを持ってくるのが解決策とは思わない。現地で処理する工場を造るために支援する方法もある」とも。JCメンバーの1人も「コストをかけて稚内に持ってくる必要があるのか。もっと近い市町村に働きかけていくべきでは」と自論(ママ)を展開した。これに対し同市長は「市民の安全・安心が大事。(がれきを)くださいと手をあげているわけではないので、それは理解してほしい」などと答えた。[後略]


■日刊宗谷、2012年5月26日
「宗谷ほうき」欄
 震災瓦礫の話は遅々と進まない。あちらこちらの情報を分析すると、その根っこは、政府の対応にあるようだ。▼一向に、確たるものを示さない。いわゆる情報不足。まるで、受け入れようとする地方自治体に、丸投げしているような感。地方に処理して貰わなければならない物の種類、処理の方法、責任の所在、そうした諸々のことを示さなければ手を挙げているところも動けまい。▼勿論、基準の厳格化。そして信頼度は、どの程度のものか。いま、示されている基準が確かなものか。裏を返せば、政府の云うこと、行動に全体が疑問符をつけていると云われても致し方あるまい。その疑問は、どこから生じているのか。▼あの東日本大震災から今まで。そしてこれからの対応に、政府や東京電力の行き違いや混乱を見ていれば、どれが本当なのかと目と耳を疑った記憶が強くある。瓦礫受け入れ方針を示している稚内市とて、情報不足を嘆くばかりの状態が続いている。▼「まず、市民の安全、安心」の優先を口にするばかり。だから具体的に「こうする」という説明も、まだ市民に出来ないでいる。隣接町村、あるいは市民のなかにも、賛成論者ばかりではない。それらの人たちに理解を求める術さえない。▼窓口になるべき北海道にしてからが、届かぬ情報に、いら立っているはず。地方にごたごたの責任を持たせず、迅速に対応。その上で判断をゆだねるべきでは。


■稚内プレス、2012年5月27日
「時の話題」欄』/余り迷わないで
 月に一回、工藤市長が報道各社を対象に行っている会見が先日あり、市長就任から1年経った感想を聞いてみた。市長は風力や太陽光など自然エネルギーへの取り組みをこれまで以上に積極的にしたいとし「我がマチにとって地理的特性含め大事なときにきているのでこの機を逃さずマチ作りを行っていきたい」などと述べた。
 この機というのは原発からの脱却での風力など自然エネルギーへの取り組みほか、民主党の前原政調会長とロシア一のエネルギー企業、「ガスプロム」の幹部との話で、サハリン開発のパイプライン開発のパイプライン構想に触れたことでの“機”という意味合いもあったようだが、したたかなロシアとのことであるので、慎重に見極めながら前のめりになることなく対応してほしいものだ。
 東日本大震災被災地のがれき受け入れについては、道内でも苫小牧市が受け入れを正式表明したように「全体が土俵に乗ってきたという感じを受けている。正式に受け入れ表明したわけではないが姿勢には変わりない。ただ国がもっと色々な意味でも関与してもらえばいいのだが」と述べ、市職員の被災地への派遣にも言及していた。
 いずれにしても受け入れには市民(議会)の意見を聞き慎重に対応したい‐との思いを吐露していたが、首長として難しい判断にはなるだろう。
 工藤市長は市職員時代部下らから「決断できる人」との評価があり、決断の早さは首長として頼もしい限りだと思ったものだが、今回のがれき受け入れ決断は迷っているのは見て取れる。メールなどでの受け入れ反対意見も多いようで、それこそ市長の口癖の一つ「悩ましい限り」だろうがそう焦ることもあるまい。時間をかけて慎重に最良の決断をしてほしいものだ。
 選挙で選んだときから稚内市の4年間の行く末は工藤広さんに預けているのだから、自分が良かれと確信したことを実行すればいいのである。

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【記録】稚内に震災がれき? その後 (3月分)

前稿、「稚内に震災がれき?」では3月9日付けで報じられた内容とそれへの感想を書いておきました。

まだ受け入れが決定したわけではありませんが、方向が変わったわけでもありません。市長や議会、地元新聞や市民がどのような思わくでいるのか、現段階までで記録できるものを時系列順に残しておこうと思います。(下線は引用者)

なお、地元紙『日刊宗谷』と『稚内プレス』は発行日付の前夜に配達されるため、同じ日付の場合は先に置くことにします。


■稚内プレス、2012年3月11日
「時の話題」欄/がれきの受け入れ

 予定としては別なテーマにするつもりだったが、9日朝刊各紙で工藤市長が東北大震災のがれきを受け入れることを表明した−という記事が載っていたので、今回の話題は急きょ変更した。
 被災地のがれき処理が全体量の5%程度と進んでいない状況には日本国民のひとりとして落胆していたところでの市長表明は個人的には大賛成であるが、がれきには放射能が残っている可能性が高く、測定をしっかりすることが条件となろう。
 稚内にも東北出身者が多く、昨年夏には小型漁船のジャッペが宮城県人会の中澤和一会長らによって被災地に送られ、市民有志の「ほっけ隊」など団体・個人が被災地に赴き支援活動し、義援金も多額に上っている。
 このなかにあって遅々として展望が見えないがれき処理に稚内市が名乗りを挙げたということは歓迎すべきことだ。
 高橋知事も道内自治体に積極的な受け入れをするよう求めている中にあって稚内市の英断は心強いものになっただろう。
 ただ歓迎すべきことといっても住民とのコンセンサスを取らなくてはならないのは勿論なことで拙速にことを決めてしまってはならない。十分、市民の意見を聞いたうえで慎重に検討し結論を出すことが大事なことだ。
 それと稚内ばかりでなく周辺町村の住民の考え方も参考にし、余り遅くならない程度で決定し実行するのが宜しかろう。
 心配がない訳はない。それはがれきの放射線量である。測定などは勿論丁寧に行われるだろうがこれまでの政府の対応をみていると懐疑的になるだろう。ここはしっかり数値的なもの含め公表してもらわなければならないだろう。
 それと小さなお子さんがいる比較的若い家庭には忌避感は強かろう。そのような市民に対しても市は丁寧に理解を求め、市長方針通りにやっていくのが宜しかろう。
 この狭い日本の国土。どこかが受け入れざるを得ない。工藤市長の英断には拍手を送りたい。


■稚内プレス、2012年3月13日
市長、改めて受入語る/12日の市議会特委で

 工藤市長は12日の議案特別委員会で、東日本大震災のがれき受け入れについて「しっかりと私達が手伝えることがあれば我が街として応援していきたい」と再び思いを語った。
 去る8日の一般質問が決意表明なのか市長の真意を−との吉田孝史議員(市民クラブ)の質問に答えた工藤市長は「受け入れ表明は別として、市民の安全は第一であるが、今回の震災は我が街として関係のない話ではない。稚内市では被災された方や被害を受けた会社もあり、中央大火の際は全国から義援金が寄せられ、全焼した方には2,300万円を渡せるぐらいの義援金が届いた」と述べたうえで、東北全て放射能汚染されているとは思っていないとし、国や道から情報をしっかり共有しながら「出来るものなら受け入れていきた」と述べた。
 安全性や市民の理解などを得て決断してもらいたい−と吉田議員が要請したことでは「決して周りの意見を無視することなく、皆さんに説明し納得いただいたうえで進めたい」と答えた。


■日刊宗谷、2012年3月13日
岩手県 宮城県 震災がれき受け入れ/近く道などと協議/「出来るものなら受け入れたい」工藤市長改めて表明

 定例市議会議案特別委員会は12日、24年度各会計予算の審査を継続。この中で、東日本大震災被災地(岩手、宮城)からのがれき受け入れについて工藤広市長は、個人の思いとして「出来るものなら受け入れたい」とあらためて表明した。吉田孝史議員(市民クラブ)の質問に答えた。    
 工藤市長は、「まずは市民の安全第一。東北すべてが放射能に汚染しているとは思っていない。国が何を考えどうするのか。この議会が明けてから道などと協議していく。周りの意見を無視して暴走するつもりはない。しっかり説明をし納得を頂いたうえで進めたい」などと述べた。[以下別話題]


■北海道新聞、2012年3月13日
がれき受け入れたい/稚内市長、あらためて表明/市議会

 【稚内】市議会議案特別委員会が12日続行された。8日の一般質問で工藤市長が示した東日本大震災被災地のがれき受け入れ方針を確認する質問があり、工藤市長は「まずは安全第一であるが、東北がすべて汚染されているとは考えておらず、できるものなら受けていきたい」とあらためて受け入れる方針を述べた。
 工藤市長は、市内の水産会社に勤めていた社員1人が津波の犠牲になったことなどを挙げ、「わがまちと関係のない話ではない」と発言。2002年の中央地区大火の際に、全国から見舞金が寄せられたことにも触れ、「手伝いできることは応援したい」と述べた。
 その上で、「私が周りの意見を無視して暴走することはない」とし、市民のコンセンサスを得ることが重要との認識を示した。(佐藤木郎)


■読売新聞、2012年3月13日
市長 がれき受け入れ強調/稚内市議会答弁で/「納得えて進める」
 震災がれきの処理をめぐり、稚内市の工藤広市長は12日、市議会議案特別委員会での答弁の中で、改めて受け入れの姿勢を示した。
 がれき受け入れについての考えをただした委員の質問に対し、市長は「市民の安全が第一だが、震災は稚内としても関係がないわけではない。国、道と協議をして、できるならしっかり受け入れたい」と答えた。
 委員会室には拍手がわいたが、「(議会などとの)合意のプロセスを大事にしてほしい」という意見も出された。市長は「周りの意見を無視するつもりはない。説明して納得いただいて進める」と答えた。


■稚内プレス、2012年3月14日
「時の話題」欄/鎮魂の日

 あの日から1年経った11日、被災した東北だけでなく全国各地で追悼式が営まれ、死亡1万6千人、行方不明者3千909人という犠牲者の数には改めて胸が痛んだ。
 12日朝までのテレビや新聞の報道で助かった遺族が異口同音に「代わりたかった」「生きている我々が未来に向かって前進していくことが供養になる」などと言っていたが、被害に遭わなかった私達では到底、思いもよらないことなので、テレビに映し出される被災地の人々の心情を思うと涙が出て抑えられなかった。
 息子や娘さん、お父さんやお母さんなど身内を亡くした大人の人達の思いもさることながら、気丈に振る舞う子ども達の姿には何とも励ましようのない感情が湧き出てきてそれこそ他人事ではなかった。同じ日本国民としての感情もあろうが、壮絶な体験をした同じ人間としての同情の念というのか感情が激しく突き動かされたものだった。
 それなら今後、私達は同じ日本人として何をすればいいのかと自問するとき、更なる義援金もいいだろうし現地に赴いた支援活動もいいだろうが、、先週の最後の小覧でも触れたが、被災地で出たがれきの処理を受け入れることではあるまいか。
 工藤市長が市議会で受け入れ示唆というより、余程の障害がない限りがれきの受け入れを表明したことには、改めて称賛の声を送りたいものだ。
 確かに市民、そして周辺町村の住民とのコンセンサスを得るなど手順を持って進めるべきだが、この英断に関しては、「何かしたい」という気持ちのある市民に反対する人は少ないのではないか。
 福島原発近くのがれきも運ばれてくるやもしれぬが、そこは徹底した測定などモニタリングでクリアしていこうではないか。
 同じ国民として座視し傍観者になっては、あの頑張っている被災地の人達に失礼である。例を尽くすうえでも今回のがれき受け入れは進めるべきだろう。


■日刊宗谷、2012年3月14日
「社説」欄/瓦礫の処理を急げ

 東日本大震災の復旧に向けて、瓦礫の問題が本格的に浮上。野田総理は環境省に強く指示、全国自治体での受入可能地を調査すると前向きな姿勢を見せている。やや遅すぎる感じがしない訳ではないが、被災地ではやっと国もやる気になったのか−という受取りだが、なんとしても2千万トンに及ぶこの瓦礫を処理しなければならない。東京都は逸速く受入れを表明している。稚内市で工藤市長が昨年4月に回答したと話しているが、事務的な手続の不都合からその意が国にあがっていなかった。受入れ意志はあるということだが、勿論安全の確認が必要なことは言うまでもない。環境省から都道府県に降りてくる手順が何かもたついていたことは事実のようで、お役所仕事と言われても致し方ない部分があるようで、今回の野田総理の指示がどの程度のスピード感で処理されるか注目したい。
 地震、津波による残骸が街の中に山を築いており、それが放射能がらみとなれば、誰れも手を出すのを渋るのは当然だ。国ははっきりした安全性を調べて迅速に対処しなければ、前へ進むことがかなわないのは、子供でも分かることだ。1年という時を費やしているのである。国民が力を合わせて一日でも早く復興へ向けて前進したいものである。被災地のことを考えると、いかに楽しいことがあっても心は晴れないという日本人は多くいると思う。
 人間の身体でも、どこかに傷があると傷みが走り、気は晴れないもの。日本のどこかに不幸な人達がいるうちは、全体としては明るい気分にはならないものだ。傷が癒されて初めて明るい気分になる。それと同じようにこの東日本大震災の傷を快復させなければならないと思う。それは日本人の力をもってすれば、出来ないことではないと思う。瓦礫の処理についても各地から受け入れるという意思表示の手が高くあがってくると思うしそれを期待したい。絆の気持ちを強めて欲しいものである。これが東日本大震災の発生2年目までの間にどれだけ復旧が進むか、楽しみだ。そして被災地の人達の本当の笑顔を期待したいものだ。


■北海道新聞、2012年3月14日
稚内市長 がれき受け入れ表明/市に反対意見相次ぐ
 【稚内】東日本大震災で発生したがれきの受入を工藤広市長が表明したことで、市役所には市内外から次々と意見が寄せられている。12日までに電話やメール、はがきで66件の反応があり、反対意見が64件に上った
 意見は、工藤市長が市議会で受入を表明した翌日の9日朝から寄せられている。市衛生課によると、同日午前9時ごろには「課にある電話三つがしばらくふさがった」。
 受け入れ反対の意見は基幹産業の漁業や酪農、観光への風評被害を懸念したり、子供の健康を心配したりする声が大半だが、「国の補助金目当てだ」「もう宗谷の食材は食べられない」との非難も。64件中、「稚内市民」を名乗った人は11件だった。
 一方、賛成2件のうち1件は稚内市民からのはがきで、「責任を分担しないと被災地の復興は進まない。よくぞ手を挙げた」と記していた。もう1件は埼玉県からのメールで、「きちんと情報公開を行えば支持される」などとあった。
 市衛生課は「批判が多いのは事実だが、受け入れが決まったわけではなく、情報収集し、市民や議会のコンセンサスを得て最終的に判断する」と話す。
 岩手、宮城県の震災がれきについて、北海道新聞の全道世論調査では「放射性物質のレベルが国の基準以下なら受け入れても良い」との回答が84%だった。(佐藤木郎)


■日刊宗谷、2012年3月18日
初めて市民に説明/ふれあいトークで工藤市長
 くどう市長と語ろう!ふれあいトークの3回目が17日、富岡・はまなす地区活動拠点センターで開かれ、工藤広市長は東日本大震災被災地の岩手、宮城県のがれき受け入れについて、「放射能でも何でも俺のところに持ってこいとカッコつけたわけではない。皆さんの期待を裏切るようなことは絶対にしない」と市民の前で初めて理解を求めた。富岡地区のほかこまどり、緑、大黒、富士見地区などから16人が参加した。
 工藤市長は開会の挨拶で、「(がれき受け入れについて)ちょうど良い機会」とし、質問を受ける前に自らの思い、考えを語ったもの。同市長は中央大火があった時、全焼した世帯には200万円から300万円を払えるだけの見舞金を全国から頂いた。震災では稚内市民1人が犠牲となり、稚内の水産会社のサンマ漁船も被災。被災地とは縁のない話ではない。南中ソーランでの励ましも行うなどして関わってきた−と話したうえで「今のところ(受け入れについての)要請は来ていないが、心の準備はする、協力する気持ちは前向きという話。この話をすればすぐに放射能に結びつける人が沢山いるが、誰も放射能をまるまる受け入れるとは言っていない。まずは市民を不安にさせないよう、説明してから進む話。(要請があった時には)皆さんに相談させて頂く」などと述べた。
 これを受けて参加した市民側は「我々も助けてあげたい気持ちは同じ」、「市長として反対という意見を出す必要はないと思う」。また、「賛成の人は黙っている。(メールやFAX、電話で)圧倒的に反対が多いのは当然」、「良い決断、良い英断」などと反対意見はなく、工藤市長の思いを後押しする意見が続いた。(佐々木巧)


■北海道新聞、2012年3月22日
震災がれき受け入れ/職員の被災地派遣も/稚内市長 視察踏まえ最終判断
 【稚内】工藤広市長は21日、市役所で開いた定例記者懇談会で、東日本大震災で発生したがれきの受け入れ問題について、視察などのために市職員を被災地に派遣することを「選択肢の一つ」と述べ、現地視察も踏まえた上で受け入れを最終判断する意向を示した。
 この問題の具体的な動きは新年度からになるが、所管課に敏感に対応するよう指示したという。なお、道はがれきの放射性物質について独自に受け入れ基準を設ける方針を固めている。
 また、がれきの受け入れについては、市役所に19日までにメールやファックスなど計133件が寄せられ、このうち反対が126件、賛成は7件という。
 工藤市長は「市民の安全を第一に考えながら、取り組んでいく」「できるだけ丁寧に思いを伝えたい」と述べ、今後もふれあいトークなどの場で市民に説明したいとしている。[以下別話題](田口谷優子)


■北海道新聞、2012年3月23日
震災がれきで独自基準/道の方針 市長評価/稚内
 【稚内】道が東日本大震災で発生したがれきを受け入れる場合の放射性セシウム濃度を「1キロあたり100ベクレル以下」とする独自基準を示したことについて、工藤広市長は22日、「(道が)国の基準よりも厳しい数値を出してきたことは、重く受けとめなくてはいけない」と評価した。
 国の基準は240〜480ベクレル以下。これを下回る100ベクレル以下は大阪府や静岡県なども採用する基準で、工藤市長は「実績のある基準だと思う」とも述べた。
 数値の根拠については、「いろいろな検討の中で出てきた数字だろう」と話す一方、「報道でしか中身を知らず、道の説明や連絡を待ちたい」とした。
 道の独自基準は、高橋はるみ知事が21日の道議会予算特別委員会で明らかにした。(佐藤木郎)


■稚内プレス、2012年3月29日
がれき受入れ大賛成/議会報告会で稲垣市議
 稲垣市議の議会報告会が27日夜、東地区活動拠点センターで開かれ集まった20人ほどの市民に大震災被災地のがれき受入れについて「日本国民が互いに助け合うということからも自分だけが良ければいいわけではない。“絆”“頑張ろう”という言葉だけではなく実行するすることが大事」とし、工藤市長の受入れ表明に全面的に賛同することを改めて強調した。
 この件については市長の表明に拍手を送ったという稲垣さんは、受け入れようとするがれきは災害がれきで放射線がれきではないとして「頑張ろう」との被災者を励ます言葉は仮に受け入れないとしたら偽善だったのか−とまで述べ、一日も早く受け入れる態勢を構築するべきだとした。[以下別話題]


■日刊宗谷、2012年3月29日
震災瓦礫受けいれ 異論発言なし/稲垣市議議会報告 反応注目されたが
 稚内市議会の稲垣昭則市議(ひとり会派の会)は26日夜、東地区活動拠点センターで議会報告会を開いた。
 そのなかで同市議が触れた、東日本大震災の「がれき」受け入れの市長方針に対して、傍聴者の反応が注目されたが、とりたてた異動(ママ)が無かった。
 同市議としては、市民の安全最優先、受け入れ条件が整えば−とする同市長の明言について、「英断を評価する」旨を発言した。これに対して搬入の方法等の質問があった程度。同市議も、私見として稚内港を活用した船輸送がベターではないかと述べた程度。約20人の傍聴者からは、反対を意味するような発言は無かった
 

■日刊宗谷、2012年3月30日
道から文書で要請/震災瓦礫受け入れ 稚内市は取組検討
 東日本大震災で発生したがれきの受け入れに向け、道は道内全ての市町村などにがれきの受け入れについて文書で要請。これを受けて稚内市ではこれまでと同様、人事や機構改革などが落ち着き体制が整う新年度から検討するとしている。
 道からの文書は「大震災に起因する災害廃棄物の広域処理への協力について」というもので、27日に届いた。それぞれの地域の実情や施設の状況もあると思うが、広域処理の実現に向けた取り組みについて検討をお願いなどといった内容。
 ただ、国はがれきの受け入れについて6日までに文書で回答するよう求めているなどと1部報道があったが、市の幹部は「道からの要請文書は届いたが、(6日までに)回答してほしいといった文書は届いていない」と困惑。このため、あくまで体制が整った新年度から検討を進め、再三示している通り「市民の安全・安心が最優先」といったスタンスで進めるとしている。(佐々木巧)


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北九州市での震災がれき受け入れについて思うこと

北九州市での震災がれき搬入と市民の抵抗の様子が報じられています(たとえばこちら)。

反対する市民による空間線量測定ビデオがこちら
トラックとの位置関係によって 0.6μSv/時 程度まで上がる様子が描かれています。
まわりの「こんなの見たことない」「危ないよ」という声を大げさだと感じる方もあるかもしれません。

僕は、1万倍して換算することにしています。
“/時” は ×24 で “/日”、さらに ×365 で “/年” になりますよね。
ですから、 /時×24×365 = /時×8760 = /年

つまり1万倍すれば、多少過大な数字になりますが、おおよその放射線量はイメージできます。
0.1μSv/時 を1万倍すると、1000μSv/年=1mSv/年
この “1mSv/年” というのがどういう値だったかというと、通常時における一般人の被ばく限度量でした。

ですから、ビデオで出てくる “0.6μSv/時” はおおよそ 6mSv/年 弱ということです。

これを3ヶ月当たりに直してみると、1.5mSv/3ヶ月という数値になります。
なんでこんな計算をしたかというと、
“1.3mSv/3ヶ月” というのは、放射線管理区域に該当する空間放射線量だからです。
超えていますね。

トラックに近づかなきゃいい、ということはあるかもしれませんが、そういう量だということです。

鈴木みそ「マンガ 放射線の正しい測り方(野尻美保子講演)」にはこんな発言が紹介されています。
「食品の線量は測れないのかと聞かれますが、測れません。手持ちの機械で感知するほどの線量が出たら、とんでもないことです。大学や専門機関にあるようなしっかりした機械でないと測れません」
つまり、食品であれ、がれきであれ、数百ベクレル/堋度のものは空間線量計では計測できないのです。

北九州市では100ベクレル/坩焚爾魎霆爐砲靴独惰しているはずです。
なのに、測れちゃったということのようです。

これをされに焼却すると、確か濃度は30倍程度になるはずでした。
焼却灰は、計画通り一般産業廃棄物処分場に捨てられることになってしまうのでしょうか。

原発サイト内で発生した100ベクレル/坩幣紊里發里蓮畔射性廃棄物”としてすべてドラム缶に入れて厳重に管理されてきたのに。




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【転載】4号機プールの危機に国際的対処を

 
日本全国の皆様へ

危険なセシウムが含まれる巨大な使用済み燃料プールは今なおむき出しの状態で、チェル 
ノブイリ事故で放出された量の10倍にあたる有毒な放射性物資をいつまき散らされてもお 
かしくない状況にあると、専門家たちは警告しています。政府は私たちの安全を守れずに 
います。今こそ国際社会に支援協力を要請しましょう。

爆発で壊れかかった福島第一原発4号機の使用済み燃料プールは、次の地震や津波に耐え 
られないかもしれません。プールから冷却水が流出するのは時間の問題です。そうなれば 
核燃料火災を引き起こす恐れがあり、首都圏に住む3,500万人も避難を余儀なくされま 
す!現在、72の団体や専門家が警報を鳴らし、国連主導の独立したアセスメントチームを 
設置する緊急対策を呼び掛けています。日本は危機的な状況にありますが、今私たち皆が 
声を上げれば、国連を説得し大惨事を防ぐことができます。

第二の福島原発事故を阻止できるかどうかは、私たちにかかっているのです。国連の潘基 
文(バン・キムン)事務総長に、直ちにこの危機的な状況に取り組むよう要請しましょ 
う。以下のリンクをクリックして嘆願書に署名し、お知り合いの皆さまにも転送してくだ 
さい。5万人分の署名が集まりましたら、Avaazスタッフがニューヨークの国連本部に直接 
届けます:

http://www.avaaz.org/jp/cesium_red_alert/?tta

日本で再び原子力災害が起きてしまったら、私たちの生活は一体どうなってしまうので 
しょうか。数百万もの人が避難を余儀なくされるだけでなく、経済的な打撃によって国は 
疲弊し、今後幾世代にもわたり環境や健康に恐ろしい結果がもたらされることになりま 
す。福島第一原発4号機の現状はまさに、いつ爆発するかわからない時限爆弾のようなも 
のです。

福島第一原発事故を早く過去のものにしましょう。国連の潘基文事務総長に独立した評価 
のできる専門家チームを派遣するよう要請し、この途方もなく危険な存在に決着をつけま 
しょう。今すぐ嘆願書に署名し、お知り合いの皆さまへの転送もお願いします。署名は 
ニューヨークの国連本部に直接届けられます。

野田総理に信頼できる原子力規制庁を一日も早く作るよう求めましょう。署名が2万人に 
達した時点で皆様の署名を野田総理に届けます。

http://www.avaaz.org/jp/cesium_red_alert/?tta

福島第一原発事故の脅威にさらされ続ける中、恐怖におびえ、くじけそうになってしまい 
ます。けれど私たちは一人でありません。共に力を合わせれば、私たち皆が望む安全で豊 
かな未来を実現できることを、このグローバルコミュニティーは繰り返し証明してきたの 
です。

希望と決意を込めて

ジェイミー、路、キア、エミリー、ミシェル、リッケン、ジュエ  Avaazチーム一同

詳細情報 (日本語&英語):

朝日新聞:4号機:工事ミスに救われた震災時の福島第一原発 (日本語)
http://digital.asahi.com/articles/TKY201203070856.html

グリーン・アクション:野田総理と潘基文・国連事務総長に要請を!(英語)
http://www.greenaction-japan.org/modules/wordpress0/index.php?p=96

朝日新聞: 福島第一原発4号機の最終シナリオ(英語)
http://ajw.asahi.com/article/behind_news/social_affairs/AJ201205100051

ベロナ:危機迫る福島原発の燃料棒(英語)
http://www.bellona.org/articles/articles_2012/fukushima_spentfuel

*AVAAZについて*

Avaaz.orgは世界の人々の声や価値観が政策決定に反映されるよう世界規模でキャンペー 
ンを行う非営利団体です(Avaazは様々な言語で「声」を意味します)。Avaazは政府や企 
業から一切資金援助を受けず、ロンドン、リオデジャネイロ、ニューヨーク、パリ、ワシ 
ントンDC、そしてジュネーブを拠点とするスタッフにより運営されています。 +1 888 
922 8229
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がれき受け入れ問題講演会

 【高レベル放射性廃棄物施設誘致反対稚内市民の会主催の講演会のお知らせ

震災がれきの受入問題を考える

−本当に必要か、本当に安全か−

4月26日(木)18時から
稚内海員会館にて

前回とほぼ同じ内容で斉藤がお話しします。入場無料だったはずです。お近くの関心ある方はどうぞ。

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