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【記録】稚内に震災がれき? その後 (3月分)

前稿、「稚内に震災がれき?」では3月9日付けで報じられた内容とそれへの感想を書いておきました。

まだ受け入れが決定したわけではありませんが、方向が変わったわけでもありません。市長や議会、地元新聞や市民がどのような思わくでいるのか、現段階までで記録できるものを時系列順に残しておこうと思います。(下線は引用者)

なお、地元紙『日刊宗谷』と『稚内プレス』は発行日付の前夜に配達されるため、同じ日付の場合は先に置くことにします。


■稚内プレス、2012年3月11日
「時の話題」欄/がれきの受け入れ

 予定としては別なテーマにするつもりだったが、9日朝刊各紙で工藤市長が東北大震災のがれきを受け入れることを表明した−という記事が載っていたので、今回の話題は急きょ変更した。
 被災地のがれき処理が全体量の5%程度と進んでいない状況には日本国民のひとりとして落胆していたところでの市長表明は個人的には大賛成であるが、がれきには放射能が残っている可能性が高く、測定をしっかりすることが条件となろう。
 稚内にも東北出身者が多く、昨年夏には小型漁船のジャッペが宮城県人会の中澤和一会長らによって被災地に送られ、市民有志の「ほっけ隊」など団体・個人が被災地に赴き支援活動し、義援金も多額に上っている。
 このなかにあって遅々として展望が見えないがれき処理に稚内市が名乗りを挙げたということは歓迎すべきことだ。
 高橋知事も道内自治体に積極的な受け入れをするよう求めている中にあって稚内市の英断は心強いものになっただろう。
 ただ歓迎すべきことといっても住民とのコンセンサスを取らなくてはならないのは勿論なことで拙速にことを決めてしまってはならない。十分、市民の意見を聞いたうえで慎重に検討し結論を出すことが大事なことだ。
 それと稚内ばかりでなく周辺町村の住民の考え方も参考にし、余り遅くならない程度で決定し実行するのが宜しかろう。
 心配がない訳はない。それはがれきの放射線量である。測定などは勿論丁寧に行われるだろうがこれまでの政府の対応をみていると懐疑的になるだろう。ここはしっかり数値的なもの含め公表してもらわなければならないだろう。
 それと小さなお子さんがいる比較的若い家庭には忌避感は強かろう。そのような市民に対しても市は丁寧に理解を求め、市長方針通りにやっていくのが宜しかろう。
 この狭い日本の国土。どこかが受け入れざるを得ない。工藤市長の英断には拍手を送りたい。


■稚内プレス、2012年3月13日
市長、改めて受入語る/12日の市議会特委で

 工藤市長は12日の議案特別委員会で、東日本大震災のがれき受け入れについて「しっかりと私達が手伝えることがあれば我が街として応援していきたい」と再び思いを語った。
 去る8日の一般質問が決意表明なのか市長の真意を−との吉田孝史議員(市民クラブ)の質問に答えた工藤市長は「受け入れ表明は別として、市民の安全は第一であるが、今回の震災は我が街として関係のない話ではない。稚内市では被災された方や被害を受けた会社もあり、中央大火の際は全国から義援金が寄せられ、全焼した方には2,300万円を渡せるぐらいの義援金が届いた」と述べたうえで、東北全て放射能汚染されているとは思っていないとし、国や道から情報をしっかり共有しながら「出来るものなら受け入れていきた」と述べた。
 安全性や市民の理解などを得て決断してもらいたい−と吉田議員が要請したことでは「決して周りの意見を無視することなく、皆さんに説明し納得いただいたうえで進めたい」と答えた。


■日刊宗谷、2012年3月13日
岩手県 宮城県 震災がれき受け入れ/近く道などと協議/「出来るものなら受け入れたい」工藤市長改めて表明

 定例市議会議案特別委員会は12日、24年度各会計予算の審査を継続。この中で、東日本大震災被災地(岩手、宮城)からのがれき受け入れについて工藤広市長は、個人の思いとして「出来るものなら受け入れたい」とあらためて表明した。吉田孝史議員(市民クラブ)の質問に答えた。    
 工藤市長は、「まずは市民の安全第一。東北すべてが放射能に汚染しているとは思っていない。国が何を考えどうするのか。この議会が明けてから道などと協議していく。周りの意見を無視して暴走するつもりはない。しっかり説明をし納得を頂いたうえで進めたい」などと述べた。[以下別話題]


■北海道新聞、2012年3月13日
がれき受け入れたい/稚内市長、あらためて表明/市議会

 【稚内】市議会議案特別委員会が12日続行された。8日の一般質問で工藤市長が示した東日本大震災被災地のがれき受け入れ方針を確認する質問があり、工藤市長は「まずは安全第一であるが、東北がすべて汚染されているとは考えておらず、できるものなら受けていきたい」とあらためて受け入れる方針を述べた。
 工藤市長は、市内の水産会社に勤めていた社員1人が津波の犠牲になったことなどを挙げ、「わがまちと関係のない話ではない」と発言。2002年の中央地区大火の際に、全国から見舞金が寄せられたことにも触れ、「手伝いできることは応援したい」と述べた。
 その上で、「私が周りの意見を無視して暴走することはない」とし、市民のコンセンサスを得ることが重要との認識を示した。(佐藤木郎)


■読売新聞、2012年3月13日
市長 がれき受け入れ強調/稚内市議会答弁で/「納得えて進める」
 震災がれきの処理をめぐり、稚内市の工藤広市長は12日、市議会議案特別委員会での答弁の中で、改めて受け入れの姿勢を示した。
 がれき受け入れについての考えをただした委員の質問に対し、市長は「市民の安全が第一だが、震災は稚内としても関係がないわけではない。国、道と協議をして、できるならしっかり受け入れたい」と答えた。
 委員会室には拍手がわいたが、「(議会などとの)合意のプロセスを大事にしてほしい」という意見も出された。市長は「周りの意見を無視するつもりはない。説明して納得いただいて進める」と答えた。


■稚内プレス、2012年3月14日
「時の話題」欄/鎮魂の日

 あの日から1年経った11日、被災した東北だけでなく全国各地で追悼式が営まれ、死亡1万6千人、行方不明者3千909人という犠牲者の数には改めて胸が痛んだ。
 12日朝までのテレビや新聞の報道で助かった遺族が異口同音に「代わりたかった」「生きている我々が未来に向かって前進していくことが供養になる」などと言っていたが、被害に遭わなかった私達では到底、思いもよらないことなので、テレビに映し出される被災地の人々の心情を思うと涙が出て抑えられなかった。
 息子や娘さん、お父さんやお母さんなど身内を亡くした大人の人達の思いもさることながら、気丈に振る舞う子ども達の姿には何とも励ましようのない感情が湧き出てきてそれこそ他人事ではなかった。同じ日本国民としての感情もあろうが、壮絶な体験をした同じ人間としての同情の念というのか感情が激しく突き動かされたものだった。
 それなら今後、私達は同じ日本人として何をすればいいのかと自問するとき、更なる義援金もいいだろうし現地に赴いた支援活動もいいだろうが、、先週の最後の小覧でも触れたが、被災地で出たがれきの処理を受け入れることではあるまいか。
 工藤市長が市議会で受け入れ示唆というより、余程の障害がない限りがれきの受け入れを表明したことには、改めて称賛の声を送りたいものだ。
 確かに市民、そして周辺町村の住民とのコンセンサスを得るなど手順を持って進めるべきだが、この英断に関しては、「何かしたい」という気持ちのある市民に反対する人は少ないのではないか。
 福島原発近くのがれきも運ばれてくるやもしれぬが、そこは徹底した測定などモニタリングでクリアしていこうではないか。
 同じ国民として座視し傍観者になっては、あの頑張っている被災地の人達に失礼である。例を尽くすうえでも今回のがれき受け入れは進めるべきだろう。


■日刊宗谷、2012年3月14日
「社説」欄/瓦礫の処理を急げ

 東日本大震災の復旧に向けて、瓦礫の問題が本格的に浮上。野田総理は環境省に強く指示、全国自治体での受入可能地を調査すると前向きな姿勢を見せている。やや遅すぎる感じがしない訳ではないが、被災地ではやっと国もやる気になったのか−という受取りだが、なんとしても2千万トンに及ぶこの瓦礫を処理しなければならない。東京都は逸速く受入れを表明している。稚内市で工藤市長が昨年4月に回答したと話しているが、事務的な手続の不都合からその意が国にあがっていなかった。受入れ意志はあるということだが、勿論安全の確認が必要なことは言うまでもない。環境省から都道府県に降りてくる手順が何かもたついていたことは事実のようで、お役所仕事と言われても致し方ない部分があるようで、今回の野田総理の指示がどの程度のスピード感で処理されるか注目したい。
 地震、津波による残骸が街の中に山を築いており、それが放射能がらみとなれば、誰れも手を出すのを渋るのは当然だ。国ははっきりした安全性を調べて迅速に対処しなければ、前へ進むことがかなわないのは、子供でも分かることだ。1年という時を費やしているのである。国民が力を合わせて一日でも早く復興へ向けて前進したいものである。被災地のことを考えると、いかに楽しいことがあっても心は晴れないという日本人は多くいると思う。
 人間の身体でも、どこかに傷があると傷みが走り、気は晴れないもの。日本のどこかに不幸な人達がいるうちは、全体としては明るい気分にはならないものだ。傷が癒されて初めて明るい気分になる。それと同じようにこの東日本大震災の傷を快復させなければならないと思う。それは日本人の力をもってすれば、出来ないことではないと思う。瓦礫の処理についても各地から受け入れるという意思表示の手が高くあがってくると思うしそれを期待したい。絆の気持ちを強めて欲しいものである。これが東日本大震災の発生2年目までの間にどれだけ復旧が進むか、楽しみだ。そして被災地の人達の本当の笑顔を期待したいものだ。


■北海道新聞、2012年3月14日
稚内市長 がれき受け入れ表明/市に反対意見相次ぐ
 【稚内】東日本大震災で発生したがれきの受入を工藤広市長が表明したことで、市役所には市内外から次々と意見が寄せられている。12日までに電話やメール、はがきで66件の反応があり、反対意見が64件に上った
 意見は、工藤市長が市議会で受入を表明した翌日の9日朝から寄せられている。市衛生課によると、同日午前9時ごろには「課にある電話三つがしばらくふさがった」。
 受け入れ反対の意見は基幹産業の漁業や酪農、観光への風評被害を懸念したり、子供の健康を心配したりする声が大半だが、「国の補助金目当てだ」「もう宗谷の食材は食べられない」との非難も。64件中、「稚内市民」を名乗った人は11件だった。
 一方、賛成2件のうち1件は稚内市民からのはがきで、「責任を分担しないと被災地の復興は進まない。よくぞ手を挙げた」と記していた。もう1件は埼玉県からのメールで、「きちんと情報公開を行えば支持される」などとあった。
 市衛生課は「批判が多いのは事実だが、受け入れが決まったわけではなく、情報収集し、市民や議会のコンセンサスを得て最終的に判断する」と話す。
 岩手、宮城県の震災がれきについて、北海道新聞の全道世論調査では「放射性物質のレベルが国の基準以下なら受け入れても良い」との回答が84%だった。(佐藤木郎)


■日刊宗谷、2012年3月18日
初めて市民に説明/ふれあいトークで工藤市長
 くどう市長と語ろう!ふれあいトークの3回目が17日、富岡・はまなす地区活動拠点センターで開かれ、工藤広市長は東日本大震災被災地の岩手、宮城県のがれき受け入れについて、「放射能でも何でも俺のところに持ってこいとカッコつけたわけではない。皆さんの期待を裏切るようなことは絶対にしない」と市民の前で初めて理解を求めた。富岡地区のほかこまどり、緑、大黒、富士見地区などから16人が参加した。
 工藤市長は開会の挨拶で、「(がれき受け入れについて)ちょうど良い機会」とし、質問を受ける前に自らの思い、考えを語ったもの。同市長は中央大火があった時、全焼した世帯には200万円から300万円を払えるだけの見舞金を全国から頂いた。震災では稚内市民1人が犠牲となり、稚内の水産会社のサンマ漁船も被災。被災地とは縁のない話ではない。南中ソーランでの励ましも行うなどして関わってきた−と話したうえで「今のところ(受け入れについての)要請は来ていないが、心の準備はする、協力する気持ちは前向きという話。この話をすればすぐに放射能に結びつける人が沢山いるが、誰も放射能をまるまる受け入れるとは言っていない。まずは市民を不安にさせないよう、説明してから進む話。(要請があった時には)皆さんに相談させて頂く」などと述べた。
 これを受けて参加した市民側は「我々も助けてあげたい気持ちは同じ」、「市長として反対という意見を出す必要はないと思う」。また、「賛成の人は黙っている。(メールやFAX、電話で)圧倒的に反対が多いのは当然」、「良い決断、良い英断」などと反対意見はなく、工藤市長の思いを後押しする意見が続いた。(佐々木巧)


■北海道新聞、2012年3月22日
震災がれき受け入れ/職員の被災地派遣も/稚内市長 視察踏まえ最終判断
 【稚内】工藤広市長は21日、市役所で開いた定例記者懇談会で、東日本大震災で発生したがれきの受け入れ問題について、視察などのために市職員を被災地に派遣することを「選択肢の一つ」と述べ、現地視察も踏まえた上で受け入れを最終判断する意向を示した。
 この問題の具体的な動きは新年度からになるが、所管課に敏感に対応するよう指示したという。なお、道はがれきの放射性物質について独自に受け入れ基準を設ける方針を固めている。
 また、がれきの受け入れについては、市役所に19日までにメールやファックスなど計133件が寄せられ、このうち反対が126件、賛成は7件という。
 工藤市長は「市民の安全を第一に考えながら、取り組んでいく」「できるだけ丁寧に思いを伝えたい」と述べ、今後もふれあいトークなどの場で市民に説明したいとしている。[以下別話題](田口谷優子)


■北海道新聞、2012年3月23日
震災がれきで独自基準/道の方針 市長評価/稚内
 【稚内】道が東日本大震災で発生したがれきを受け入れる場合の放射性セシウム濃度を「1キロあたり100ベクレル以下」とする独自基準を示したことについて、工藤広市長は22日、「(道が)国の基準よりも厳しい数値を出してきたことは、重く受けとめなくてはいけない」と評価した。
 国の基準は240〜480ベクレル以下。これを下回る100ベクレル以下は大阪府や静岡県なども採用する基準で、工藤市長は「実績のある基準だと思う」とも述べた。
 数値の根拠については、「いろいろな検討の中で出てきた数字だろう」と話す一方、「報道でしか中身を知らず、道の説明や連絡を待ちたい」とした。
 道の独自基準は、高橋はるみ知事が21日の道議会予算特別委員会で明らかにした。(佐藤木郎)


■稚内プレス、2012年3月29日
がれき受入れ大賛成/議会報告会で稲垣市議
 稲垣市議の議会報告会が27日夜、東地区活動拠点センターで開かれ集まった20人ほどの市民に大震災被災地のがれき受入れについて「日本国民が互いに助け合うということからも自分だけが良ければいいわけではない。“絆”“頑張ろう”という言葉だけではなく実行するすることが大事」とし、工藤市長の受入れ表明に全面的に賛同することを改めて強調した。
 この件については市長の表明に拍手を送ったという稲垣さんは、受け入れようとするがれきは災害がれきで放射線がれきではないとして「頑張ろう」との被災者を励ます言葉は仮に受け入れないとしたら偽善だったのか−とまで述べ、一日も早く受け入れる態勢を構築するべきだとした。[以下別話題]


■日刊宗谷、2012年3月29日
震災瓦礫受けいれ 異論発言なし/稲垣市議議会報告 反応注目されたが
 稚内市議会の稲垣昭則市議(ひとり会派の会)は26日夜、東地区活動拠点センターで議会報告会を開いた。
 そのなかで同市議が触れた、東日本大震災の「がれき」受け入れの市長方針に対して、傍聴者の反応が注目されたが、とりたてた異動(ママ)が無かった。
 同市議としては、市民の安全最優先、受け入れ条件が整えば−とする同市長の明言について、「英断を評価する」旨を発言した。これに対して搬入の方法等の質問があった程度。同市議も、私見として稚内港を活用した船輸送がベターではないかと述べた程度。約20人の傍聴者からは、反対を意味するような発言は無かった
 

■日刊宗谷、2012年3月30日
道から文書で要請/震災瓦礫受け入れ 稚内市は取組検討
 東日本大震災で発生したがれきの受け入れに向け、道は道内全ての市町村などにがれきの受け入れについて文書で要請。これを受けて稚内市ではこれまでと同様、人事や機構改革などが落ち着き体制が整う新年度から検討するとしている。
 道からの文書は「大震災に起因する災害廃棄物の広域処理への協力について」というもので、27日に届いた。それぞれの地域の実情や施設の状況もあると思うが、広域処理の実現に向けた取り組みについて検討をお願いなどといった内容。
 ただ、国はがれきの受け入れについて6日までに文書で回答するよう求めているなどと1部報道があったが、市の幹部は「道からの要請文書は届いたが、(6日までに)回答してほしいといった文書は届いていない」と困惑。このため、あくまで体制が整った新年度から検討を進め、再三示している通り「市民の安全・安心が最優先」といったスタンスで進めるとしている。(佐々木巧)


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