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稚内産ナマコの輸出がゼロになったわけ

 6月1日の日刊宗谷に次のような記事があった。

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ナマコ輸出皆無/4月外国貿易実績/香港向け止まる
 稚内税関支署では30日、4月の外国貿易概況を発表した。輸出は2か月ぶりに前年同月比減少、輸入は2か月ぶりに増加。輸出の貿易額が300万円で前年のわずか1.1%、[…]。昨年同月に塩蔵ナマコを香港に輸出(2億600万円)しており、今回はこれが皆無だったため、比較すると大きく減少した。
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2億がゼロに!

何が起きたのだろうか。

下図が、2011年5月ころの世界各国による、日本産食品に対する輸入規制措置(「カレイドスコープ」2011年7月21日より)。



農水省がまとめた「諸外国・地域の規制措置」(平成24年6月22日現在)によると、たいていは産地や品目を限定しているものの「輸入停止」措置を継続しているのは韓国、シンガポール、香港、フィリピン、台湾、中国、アメリカ、ロシア、プルネイ、ニューカレドニア、クウェート、サウジアラビア、レバノン、マカオ、ギニアの15。

問題の稚内産ナマコの輸出先、香港はこう。
福島、群馬、栃木、茨城、千葉産の野菜・果実、牛乳、乳飲料、粉ミルクは輸入停止、食肉(卵を含む)、水産物については政府作成の放射性物質の検査証明書提出。上記5県の加工食品および5県以外の全ての食品は香港にてサンプル検査

すると、稚内産ナマコはサンプル検査で通ればいいだけのはず。
こんな記事を発見(「北国新聞」2012年1月23日)。七尾市は石川県。

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ナマコ輸出大幅減 七尾湾特産
 七尾湾特産のナマコを干した「きんこ」の中国への出荷量が、例年なら需要のピークである中国の旧正月「春節」前になっても前年を大きく下回り続けている。「春節」が近づけば、東日本大震災以降の低調な取引を回復できるという当てが外れた上、原因も特定できず、七尾市内の加工業者は頭を抱えている。

 能登なまこ加工協同組合(七尾市)によると、七尾のきんこは、近年は生産量の7〜9割が中国に輸出されていた。国の貿易統計でも2010(平成22)年の輸出量は中国向けが前年比6.8倍の2.8トンに急伸、昨年も東日本大震災までは順調だったが、震災で取引が止まった。

 中国政府は昨年6月、安全証明書の添付を条件に輸入再開を認めたものの、七尾市内の大手なまこ加工業者では、中国商社からの注文が「春節需要」が始まるはずの昨年12月から年が明けてもゼロ。インターネットでの個人輸入量も、例年の春節需要期の6割減で推移している。

 別の加工業者でも、今冬の中国商社向け出荷量は前年の7割に減った。商社の購入価格も、前年同期比4割減の1キロ4〜3万円台と10年前の水準となり、同市内の漁師との取引価格も下落した。

 七尾市内の業者は「原発事故の風評被害ではないか」と推測。水産庁は「何かの原因で香港の相場が下がり、それが中国市場の相場下落と販売量低下を招いた」(水産物貿易対策室)と分析した。同組合の杉原省理事長は「中国頼みではなく、栄養面や美容効果をアピールしてナマコの国内需要を伸ばす手を考える」と話した。
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つまり、需要がなくなってしまったということなのだろう。
放射能汚染されているかも知れないという理由で。

徐々に回復していくだろうけれど、これで震災がれきを受け入れたりしたらまたどうなることか。

あ、そういえばなぜ、日刊宗谷は「ナマコ輸出皆無」の理由について触れないのだろうか。
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