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中国への「援助」

『Internet Zone::Movable TypeでBlog生活』2004年12月13日付「中国への無償ODAって、こんなに少なかったのね」より。太字は引用者。
対中国ODAの見直しが声高に主張されています。ODAというと、何となく“タダでくれてやる”的なイメージがありますが無償援助はわずか52億円でODA、全体のわずか5%。残り大部分(約967億)は円借款です(※)。

※中国向けODA開始(80年度)から2003年度までの累計3兆3000億円のうち、円借款は3兆472億円にたいし無償援助は1416億円(4.3%)。「毎日」12/14付による。

円借款というのは、お金を“やる”のではなく、低利とはいえ利子を取って資金を“貸す”もの。その資金で、日本企業から物資を購入する場合もあって、その場合は回り回って日本企業の利益にもなるわけです。しかも、谷口誠著『東アジア共同体』(岩波新書)によれば、中国は、この借款をきちんきちんと返しているとのこと(※)。“中国は経済成長したのに、いつまでも日本からODAをもらおうとして、けしからん!”というイメージとは、実は、まったく違っているということです。

※「毎日」12/14付によれば、2003年度は借款967億円にたいして償還額1058億円ということで、差し引きで日本は中国からお金を返してもらっているのです。

ワイドショーで日中問題が語られる際、「中国には多額の金を援助しているのに」みたいな言い方が頻繁になされる。
「援助している」のは事実だ。お金を貸すのも「政府開発援助(ODA)」の中に定義上含まれているし、実際に開発のお役にも立つことだろう。低利だし(年利0.75%)。

問題は、「タダでくれてやっている」みたいなイメージが振りまかれてしまうこと。

話はずれて<援助する国-される国>全体のことだけれども、次のような指摘がある。(グループKIKI『どうして郵貯がいけないの』北斗出版、1993年、p.91-92)
援助資金の流れは「北の豊かな国から一方的に途上国に流れて来たし、今もそうだろう」と考えがちだが、それは間違っている。事実は逆で、図にあるように[略]83年の時点より、資金は南の貧しい国の側から一方的に先進国に流れているのである。無償援助などを差し引いても、毎年500億ドルほどが豊かな国へと流出しているのである。「援助」を受けているのは、むしろ私達先進国の側なのだ。

「貧しい国」に対して一方的に「助けてやってるのだ」という意識はもたない方がいいように思う。

そして中国への援助に関しては少なくとも「多額の金を貸してやってるのに」と正確に表現した上で言えることを言えばいい。
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