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青キップ



平成17年6月15日午後4時52分
札幌方面岩内警察署 巡査部長 西本裕康
    :
岩内郡岩内町字敷島内106番地
速度超過 指定速度違反《18km/h超過 50km/hのところ 68km/h》


それまではかなりゆっくりと走っていたのだけれど、トンネルを「さっさと抜けたい」とスピードを上げてしまったのだな。

  海岸の長いトンネルを抜けると、そこは狩場だった。

パトカーが3台いて、ゴキブリほいほいのごとく車を吸い寄せている。僕の前に一台、僕の後にまた一台‥
「何キロ出してましたぁ〜?」などとちょっと媚びるようなことばを吐いてしまった自分をうらめしく思いながらパトカーの中へ。
窓をしめきったままのやたら暑い車内でお互いに必要最小限の会話でことを済ませる。

「トンネル出てすぐのゆるいカーブの死角で待ち受けるなんて、うまいもんですねぇ」

などという皮肉を口にするはずもない。
68キロでつかまるとは思わなかったが、違反は違反。
12,000円也。


『SPA!』2005年7月12日号の「日本の税金[こんなに払ってる!&何に使われてるんだ?]白書《ぜ動車行政編》」にあった<交通違反が多いほど警察関係者は儲かる仕組み>という記事。
 駐車違反やスピード違反などの際に納める「反則金」は、刑罰の一種である「罰金」とは違い、「交通安全対策特別交付金」の原資になる。このカネは都道府県や市町村に交付され、信号機、道路標識、歩道橋、フェンスなどの設備や管理に使われている。毎年、予算化されており、'04年度予算では全国合計で約790億円。つまり、実際に違反を取り締まる前から反則金収入額が決められているのだ。東京23区では約46億5000万円が交付され、そこから警察と密接な関係を持つ特定業者に工事などが発注されているケースが多い。また、交通違反で処分された後には講習を受けなくてはならないが、この手数料も交通安全協会や指定自動車教習所に入ることになる。交通違反を取り締まれば取り締まるほど警察関係者が儲かる仕組みになっているのが、この「反則金」制度なのだ。

交通違反取締りには<ノルマ>があると聞いたことがあるが、せいぜい努力目標くらいの意味かと思っていた。
きちんと<予算>として達成しなきゃいけなかったのね。

だから10キロオーバーでつかまえたり(某学生談)もするわけだ。
両側に草地が広がってるだけの閑散とした長ーい直線道路で、草むらに身を隠して(通過時に何とか姿が見えた)測定するような哀れなこともしなけりゃいけないし。

自分の懐が暖かくなるわけでもないのにやらされるっていうのは、裏金づくりのために偽領収書を書かされるのと同じような構図だろうか。


一般のお巡りさんは、公安にも従わなければならない。
鈴木邦男『公安警察の手口』(ちくま新書、2004年)のp.34-35。
 極端に言うと、日本の警察組織のピラミッドのなかでは、犯罪捜査や交通事故の処理に当たる現場の警察官よりも、公安が上に位置するのだ。後で詳述するが、右翼が街頭宣伝車を連ねてパレードをするときは、赤信号でも無視して通ることが多い(これは昔、ぼくもやったことだから自己批判的に言うのだが‥‥)。「我々は愛国団体の街頭宣伝隊です。一般車輌は止まりなさい」とマイクで怒鳴って赤でも渡った。さらに勝手に一般車輌を止めているのだ。
 あるとき、こんな無法に義憤を感じたのか、交番からお巡りさんが飛び出してきた。先頭の街宣車に文句を言っている。そしたら即座に、後ろに付いていた公安が走ってきて、そのお巡りさんを逆に怒鳴りつけた。「この右翼は俺たち(公安)が面倒をみているのだ。お前らが勝手に文句を言うな」と言っている。この会話を脇で聞いていた右翼活動家は、「ほらみろ、我々は愛国運動をやっているから信号なんか守らなくていいんだ。公安も分かってくれているのだ」と言っていた。
 「そういうものかな」とそのときは思ったが、違う。公安の思惑では、街宣車パレードに目をつぶることで右翼に恩を売り、それと引き換えに右翼の情報を収集しようとしているのだ。もっと言うならば、交通違反(信号無視)などで右翼を捕まえても自分たち(公安)の得点にはならない。捕まえるなら、もっと大きなことで捕まえたいのだ。
 その証拠に、スピード違反だって駐車違反だって公安はチャラにしてくれる。街宣車のときだけではない。普通車に乗っていて交通違反をしても見逃してくれる。
 ただし、スピード違反や駐車違反で捕まったときに、交通係のお巡りさんに「俺は右翼だ」と言ったって効き目はない。「それがどうした」と言われるだけだ。だが切符を切られても、この後に公安に電話をすると、「分かりました」といってチャラにしてくれる。法律を引っくり返してくれる。凄い力だ。
 これでは交通係のお巡りさんとしては頭にくるだろうが、それだけ公安の力は絶大であることを象徴しているように思う。

そうか、右翼になろう!

ではなくて、公平な取り扱いを望む。

それと、取り締まるのならどうか効果的な場所でと願う。
キップ切るのに効果的ということではなく、事故を防ぐのに効果的という意味でだ。
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この記事に対するコメント

【2004年8月7日に旧掲示板に載せたものを転載。題して「初めてパトカーに乗った。」】

すいてる道をたらたら走ってる車を見ると「何なんだ?」と感じていたのだけれど、今なら理解できる。彼もまた、つかまったばかりなのだよ。きっと。

4日、稚内市街から海岸沿いの道に入って少しのところでレーダーが突然「ピピピ…」。慌てて減速してみた。と、気づいたら後方からパトカーが接近してくる。「関係ないよな」と念じてみたものの、何度かパッシングしてくるもんだから停めてみたらあらら。
免許取得4年目にして初めてつかまった。
サイレン鳴らしたり、スピーカーで「止まりなさい」ってやったりするのかと思っていたら、パッシングで済まされちゃうこともあるんだね。

パトカーの後部座席であれこれ聞かれたりしている最中に、脇をママチャリで走り抜けた男性が警官を見ながら「汚い真似しやがって」という捨て台詞を吐いていった。きっと警察に対して積年の恨みがあるのだろう。もちろんそんなことがあったからといって、僕の気分が晴れたりしたわけではない。

あとでかみさん曰く「記念に写真撮っておけばよかったね」。
気づけばよかった! パトカーの後部座席で情けない顔をしている僕の姿は記録に値したはずだ。警官は「おかしなやつらだ」と思うだろうが。

その後はひたすら安全運転。追い越していった多くの車からは「何なんだ?」と訝しがられたかもしれないけれど、そのうちわかってもらえるさ。
斉藤 | 2005/08/01 1:42 PM
宮崎学『警察官の犯罪白書』(幻冬社、2004年)より(p.178-180)。
 「2000年3月20日頃、「今後は交通違反のもみ消しはお断りします」という内容の文書が警察庁から自民党議員に送られた。これは、いままではもみ消しをしていたことを警察側が認めていることを示すと同時に、与党への脅しでもあった。当時国会に提出されていた警察法改正について「警察に不利な改正をするのなら、こちらにも考えがある」というようなものだ。」

 「大谷昭宏によると、ある署の交通課には「交通違反もみ消し簿」があり、歴代交通課長の申し送りになっているという。すなわち地元政治家や町の有力者にどれだけ恩を売ってあるかが記されているのである。」
斉藤 | 2005/08/10 4:47 PM
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おもな青キップと反則金 | 身近な交通違反(駐車違反、スピード違反)の反則金を補償するライセンス保険を受付。 | 2006/06/02 10:50 PM
我ながら「尻軽だなぁ…」と思いつつ、そんないい加減なタイトルのエントリに付き合わされる読者の皆様、ご愁傷様です申し訳ございません。 でも、内容は至って真面目な話題を振っているつもりので、少々の時間、お目目を拝借(苦笑)。 北海道新聞web 2005年12